例年のパターンで沢納めとして妙義の沢を計画しましたが、今年は果たして無事に納められるのでしょうか・・・。
11/2 各車毎に集合し上里SA0:00集合予定だったが、私の車は予定通り?10分程遅れて到着。板倉車、舘野車と合流し現地へ向かう。国民宿舎裏妙義の少し先の林道沿いにテントを張ろうと思っていたがゲートで入れず、少し戻った駐車場にテントを張って早速小宴会となる。私の持っていった望遠鏡で接近中の火星を観望するがシーイングが良くなく、またカメラ三脚を使った簡易架台だったせいで高倍率では微振動が多く余りよく見えない。代わりに低倍率でM45や二重星団h-χなどを見る。
11/3 冷え込みはあまり強くなく、それ程寒くは感じない。辺りの紅葉はやはり今ひとつである。林道を車で入れないのでこの駐車場から歩き始める。
深沢橋を過ぎたところで仲木沢へ降り遡行準備をして9:10に遡行開始。最初の広い釜を持った5m滝は舘野さんと徳山さんは水流左を登るが、私は傾斜はあるがホールドのがっちりしている右を登る。続く大岩をボルダー気味に越えると二俣となり右俣へ入る。ナメが現れ本来ならば紅葉とのコントラストが美しいところだが今回はあまりそういう趣がない。5m滝を右から登り、1:1の二俣状を左に入ると小ゴルジュとなるが滝らしいものはない。さらに進むと3m〜5mほどの滝が立て続けにどんどん出てくるようになる。すべてロープを使うこともなく簡単に楽しく登ることができて誠に快適である。楽しさからすると妙義の沢の中でもトップクラスなのではないかと思いながら歩いていく。このあたりでなぜかせっせと栗の毬を拾っている方がいたがいったい何に使うのだろう?。
滝場の最後と思われる10m滝は高度があるものの階段状のホールドに恵まれフリーでどんどん登っていき実に気持ちがいい。このあたりがこの沢のハイライトであろう。思わず顔がほころぶところだ。これで素晴らしい紅葉の中だったらもう言うこと無しといったところなのだが・・・。滝場を終えると右から支沢を合わせ、すっかり流れが細くなった中、再び小ゴルジュにナメ状の滝が現れるが迫力はない。三方境に直接出る支沢を右に分け、つめは最後の二俣でちょっとふざけて左・右と中間尾根と3隊に分かれて登る(中間尾根は板倉さんだけだが・・)。程なく大遠見峠で全員集合。少し登った小ピークで予想以上に楽しかった右俣にビールで乾杯とする。(栗の毬の使い道も十分理解する・・・)。
下山はそのまま三方境から国民宿舎に下山、駐車場の車を回収した後、国民宿舎で入浴してから帰路に着く。
この時期の妙義は紅葉が素晴らしく何度か訪れていましたが、今回は今ひとつという感じで少々残念ではありました。しかし沢自体は思った以上に楽しく十分満足出来たと思います。流程も短くつめも楽でお手頃ないい沢でした。しかし、沢納めとしては紅葉に裏切られたのでもう1本行かなければという気になってしまうのは私だけでしょうか・・・。(栗の毬には要注意です??)
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