丹沢 大山川


2005年11月19日  メンバー:斎藤L,新井,石島,佐治,嶋,舘野,寺西夫妻,森田,吉岡


 今度こそ今期の沢登り納めということで思い切り近場で手軽な大山川ということになりました。ここならば下山後に打ち上げをやって帰れそう・・・。

11/19 小田急線伊勢原駅に8:30集合。不参加予定の石島さんもなぜか集合時刻通りに集まっている。予定通りバスで大山ケーブル駅へ。アプローチはケーブルを使うものだとばかり思っていたが(?)佐治さんに却下されたためリーダー判断で歩くことにする。下社でビールを買い二重ノ滝へ向かう。
 二重ノ滝では先行パーティーが水流右のルートにアブミを使って登っている。我々も早速準備をして左壁のノーマルルート?を登り始めるが、新井さんだけシュリンゲを使って右壁の人工ルートを登る。さすがに水流中を登る人はいなかった・・・。何だかわからないがロープがハーネスに結ばれていない人がいたり、タイブロックを危うく滝下まで落としてしまいそうになる人がいたりいろいろあったが無事に最初の難関?を突破。続く滝を越えるとなんと早くも水が無くなってしまう。まあそのうち復活するだろうと思っていたが、結局この上で水流を見ることは無かった。
 水の涸れた沢筋をしばらく進み、ハングした5m滝は水がないとボルダーのようだ。一部の人々はロープを出して果敢に?チャレンジしたが、大多数は左から簡単に巻いてしまって先を急ぐ。なにしろ10名もいるので全員で登っていたら相当な時間を費やしてしまいそうだ。二段4mの手前では鹿の頭らしい骨が落ちていた。倒木のかかっている二段10mは念のためロープを使うが特に問題はない。
 左俣を見送り小滝を越えるとおそらく核心部であろう6mトイ状滝となる。早速新井さんがロープを伸ばすが、 核心の一歩に苦労しているのをよそ目に下では妙に和やかな雰囲気である。ここは突っ張りの要領で登ることができるがA0を使えばさらに簡単である。若干名「残置に触れない」事にこだわった人々も居たようである(こういうのはトップでやってこそ意味がある??)。
 「涸棚」が続く中をどんどん高度を稼ぎ、最後はガレを避けて左の踏み跡を辿り登山道へ。登山道へ飛び出したところで丁度道を歩いていた若い登山者に「こんなとこから!」と驚かれてしまった。進路を左へとりハイカーが多い登山道を僅かに登ると大山山頂である。さすがに人が多いが東京方面や相模湾の展望はまずまずであった。残念ながらリーダーが熱望していた?富士山は雲の中で見えなかったが・・・。
 下山は当初下社に降りる予定だと思ったが、舘野さんと私の予想に反し、佐治さんの一声によりリーダー判断でヤビツ峠に下ることに決まった。ヤビツ峠への登山道はかつて娘と一緒に歩いたことがあるが、とても歩きやすい道で鼻歌気分でヤビツ峠に到着。偶然すぐにバスがあり秦野駅へ。秦野駅前の居酒屋で今期の沢登り納会として祝杯をあげたのは言うまでもない。


 ようやく今年の沢登り納めを無事に執り行うことができました。大山川は二度目でしたが、この時期は全く水がない沢だったのですね。少々意外な気がしました。電車でのアプローチは帰りに宴会ができるので沢登りを更に有意義なものにしてくれますね!。ところで、小田急線から見る大山と大山川から中央線からの甲斐駒ヶ岳と黄蓮谷を連想したのは私だけでしょうか・・・。


コースタイム
11/19 入渓点(10:25)―二俣(11:55)―大山(?)―ヤビツ峠(?)


遡行図
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