八甲田山 赤倉岳


2005年7月23日  メンバー:森田(真),森田(伸),森田(遥)(8才)


 今年の夏の家族キャンプ第1段は、急遽決まった為にはっきりした目的地を決めずに出発ということになりましたが、結局八甲田山と青森周辺で楽しんできました。

7/21 なんだかんだで午後の出発となり、外環和光IC脇のイトーヨーカドーで最後の買い出しをして外環経由で東北道に入る。結局この日は国見SAで仮眠となる。

7/22 翌朝、娘の遥が寝ている間に歩を進めようと5時頃出発。今回は行き先が定まっていなかったのだが、遥が盛岡に着いてもまだ目を覚まさなかったのでさらに北上し、八甲田山へ行ってみようということになる。
 黒石ICで高速を下り八甲田方面へ向かうが、途中、大小川林道というのが気になりそちらに入る。道はしっかりしていて走行に問題はないが、横からかぶる草木がうるさいところもある。大小川沢を橋で渡り、櫛ヶ峰への登山道の先まで行ってみたが、登山道の手前で幕営適地を見つけ時間は早いがテントを張る事とする。
 時間はたっぷりあるので大小川沢まで車で戻り釣りをしたがなかなか釣れず、結局釣果は1匹であった。テントに戻る際、橋の周りで薪を集めて車に積み込む。その晩は焚き火をしながら岩魚汁を賞味して更けていったが、望遠鏡を出したにもかかわらず星空の方は今ひとつであった。遥が作った焚き火も実に良く燃えた。

7/23 今日は朝1番で八甲田ロープウェイへ向かう。雲は多いもののまずまずの天気である。まずは八甲田ロープウェイに乗るのだが、冬には何度も乗っているが夏に来るのは今回初めてである。山頂駅からは津軽・下北半島などが見えるらしいのだが、今日は雲のため残念ながら遠望は聞かない。
 最初は田茂萢の遊歩道をしばらく歩き、登山道分岐から赤倉岳を目指す。登山道に入ると観光客がぐっと減るがそれでも結構ハイカーが多い。稜線付近は時折雲がかかっているが、大岳付近まで良く見渡せる。よく見ると雪渓のかけらが残っているところもある。最後はやや急な登りを頑張ると赤倉岳へ続く稜線へ飛び出す。
 断崖の下からは雲がどんどんわき上がってきて、残雪も多く風も冷たくて気持ちがいい。あとは断崖沿いに赤倉岳へ。赤倉岳手前の広場に祠があり、さらに少し進むと山頂の標識がある。ここは狭いので祠まで戻って休憩とする。やはりここも残念ながら北東方向は雲で遠望はきかないので海は見えなかったが気持ちの良いところである。以前、ここから箒場平コースを滑ったことがあるが、夏は全く違う印象を受ける。
 下山後、雪中行軍の銅像を見物し、八甲田温泉にて入浴。ここは内湯と露天風呂の泉質が異なりなかなかいいお湯であった。今晩は酸ヶ湯近くのキャンプ場に幕営しようと思っていたのだが工事中で使用できないとのことだったので、酸ヶ湯の自炊部に投宿ということになった。

 翌7/24は青森に出てまたしても浅虫水族館に行き、青森の市場で買い出しをして大館に移動。途中「長走風穴高山植物群落」や「芝谷地湿原」などを見ながら南下し大館の宿に宿泊。7/25は小岩井農場でバーベキューをして打ち上げ後、帰路についた。


 夏の八甲田山は初めてでしたが、観光地かと思いましたがそれ程人が多いわけでもなく、なかなか良い印象を持ちました。東京近郊の観光地の人出がいかに異常かということなのでしょうか。
 久しぶりに酸ヶ湯にも泊まれたのは良かったのですが、自炊部屋の中にあったコンロが全て撤去されていて炊事場で調理をしなければならなくなっていたのはちょっと残念でした。消防からの指導ということらしいのですが。以前のように青森で買いだしたホタテを部屋で焼いて食べることが出来なくなってしまった様です・・・。


コースタイム
7/23 山頂駅(10:45)―赤倉岳(12:00)―山頂駅(13:30)


地形図
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