奥多摩 北秋川・シンナソー 〜東京都労山クリーンハイク〜


2004年6月6日  メンバー:佐治L,徳山,森田


 今年の沢初めは、東京都労山中央区連盟のクリーンハイクで銀座山の会が企画した奥多摩のシンナソーということになりました。

 今回は下山後宴会がある関係で珍しく電車で武蔵五日市へ向かう。集合時刻より30分程早く着き、駅から出るとロータリーに沢田石さんの車が停まっている。電車で来る筈では?と尋ねると朝から雨だったので中止かと思い車で来たとのこと。(実は私も中止だと思いヘルメットなどを置いてきたのだが・・・)集合時刻前には佐治さん、徳山さんも集合し、車でとりあえずは入渓点まで向かう。既に雨が降り始めてはいるが・・・。
 消防施設の脇に駐車して(本来は避けたいが)様子を見ていたが、リーダーの佐治さんが準備をして出発だと言っているので、皆渋々と?出発する。北秋川本流は既に流れは細く、小滝で出合うシンナソーはさらに小さな流れである。ところがいざ登り始めると小滝が連続してなかなか飽きさせない。なかなか幸先よいスタートである。雨は降り続いているが、このような小さな沢では頭上が木で覆われているので殆ど気にならないものだ。ただ、雨具を上下とも着たままだと暑くて仕方ないが・・・。
 今回はリーダーの佐治さんを含めて遡行図等の資料は誰も持って来ておらず、私も珍しく遡行図をとらなかったので(筆記用具を持ってこなかった)個々の滝の詳細はわからないのだが、下部狭隘部で中程に中段がやや細かい6m程の滝はあったものの、「東京周辺の沢」にある4級ピッチの滝はどうも見当たらなかった。10m程の滝を越えると小滝が連続した狭隘部も一段落。平凡な流れになるが、しばらくすると水流まで無くなってしまった。所々左岸の植林を見ながら進むと再び水流が戻り、小滝が適度に現れる。やがてそれも収まると二俣となり、左に入る。最後は登りやすそうな沢筋を左へ左へと登ると、藪漕ぎも無くあっさりと右岸尾根上の登山道へ出る。遡行開始から僅か1時間10分であった。
 今シーズンの初遡行に徳山さんのザックからでてきたビールで乾杯した後一気に登山道を下山し、車で本日中央区連盟の打ち上げ会場である民宿「浅間坂」へ向かう。まだ12時前で、出発が遅いハイキング本隊よりも相当早く到着する筈なので、先に風呂にでも入ってのんびりしようかと思っていたのだが、実際についてみるとなぜか本隊は既に到着していて、宴たけなわといった様相であった。なぜ?・・・。


 雨の中ではありましたが、無事に今シーズンの沢初めとなりました。今回のように、クリーンハイクででもなければこの沢を雨の中遡行することも無かったと思いますが、これはこれでまずまず楽しめたので良しとしましょう。シンナソーは前半は小滝が続き、遡行時間も短いので初心者にも充分楽しめる沢だと思います。車は下山口の駐車場においておけば問題ないでしょう。ただ、あまり過度な期待はしていかないように・・・。
 ちなみに本隊が我々より先に民宿に着いていた「謎」ですが、なんと雨が降っていたので3名を除いて清掃ハイクをせずに民宿に直行したからでした・・・。雨の中ゴミ拾いに登ったこぶし山の会の3名の方、御苦労様でした。


コースタイム
6/6 入渓点(9:50)―登山道(11:00)―駐車地点(11:35)


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