鬼首周辺 禿岳


2004年7月25日  メンバー:森田(真),森田(伸),森田(遥)(7才)


 今年の夏の家族キャンプ第1弾は、須金岳登山口での沢を埋め尽くす蛍の大群を期待してまたしても鬼首周辺に行って来ました。キャンプの顛末も含めて簡単に紹介します。


7/23 20:00頃自宅発、首都高速が渋滞していたので環七で板橋本町から5号線に乗り、中環経由で東北道へ。なぜか羽生PAで早々に仮眠。
7/24 早朝に出発。順調に歩を進め鶴巣PAで朝食をとり、古川ICで下り須金岳登山口へ向かう。到着後、早速妻の伸子が須金岳へ登り、私と娘の遥は二人で釣りや虫取りなどして時間を過ごす。残念ながらこの辺には魚がいないらしく釣果は無かったが、流木を集めて焚火の準備をした。
 伸子の下山後、焚火を囲んでの楽しい夜となったが、肝心の蛍は数匹たまに飛び交う程度でさすがに以前に見たような光景とはならず少々残念であった。

7/25 今日は朝から神室山塊に移動しようとテントを撤収して出発する。花立峠を越える県道に入ったが、途中、禿岳の立派な山容を背景に牧場で牛を見たりしながら話していると、突如遥が禿岳に登りたいと言い出したので、急遽花立峠から登る事となる。
 天気の良い日曜日とあって峠の駐車スペースはほぼ満車状態であったが、何とか隙間に車を入れて出発する。最初は木立の無い斜面を少し登って樹林の中に入ると、一転して素晴らしいブナ林の中を行く道となり、とても良い気分で歩いていく。この山の鬼首側は、スキー場やゴルフ場ですっかり開発されて小奇麗なリゾート地になっているのだが、ほんの少し車で登ってくるだけでこんなに美しい自然林があるとは少々驚きである。
 登山道は稜線沿いに多少アップダウンを繰返しながら高度を稼いでいく。一合目から順次標識が現れ、良く整備されている。遥は少し登って疲れると私が差し出すストローのような飲み口を取付けたペットボトルから少しづつ飲みものを飲みながら歩いていくが、さながらマラソン選手のドリンクの様である。
 六合目位からやや急傾斜な真直ぐな道となり、滑りやすい所為かロープがずっと張られている。丁度そのあたりで少年団と中高年登山者?の団体とすれ違う。しばらく登ると次第に傾斜は緩み、祠がある九合目で頂稜の一角に出る。なだらかな稜線を僅かで禿岳山頂である。
 今は我々だけの静かな山頂だが、先程まではさぞかし賑やかだった事だろう。午後になってあちこちで雲が発達し出してしまい、残念ながら遠くの景色は楽しめなかったが、沢山のトンボが飛び交う気持ちの良い山頂であった。時間が遅いので休憩もそこそこに下山にかかる。
 遥の下山は速い。私も本気で走らねばならない事もあるくらいだ。遠く雷鳴が聞こえる中、ろくに休憩もとらずに一気に花立峠まで下山した。
 下山後、一部未舗装の県道を下って国道47号に出て神室山麓の白川沿いの林道に入り、東ノ又沢で岩魚を人数分釣りあげた後、大又沢沿いの林道が通行止めになっている手前に絶好の河原を見つけテントを張る。今夜は焚火に岩魚が三匹並び全く至福のひとときとなった。

7/26 朝食後テントを撤収して9:00頃出発。赤倉温泉で入浴し、国道13号から東北中央道を使ってどんどん南下。米沢でいつものステーキを食べて福島飯坂ICから東北道に乗り帰途に着いた。


 今回は出発前には特に山に登る予定を立ててはいなかったのですが、結果的には伸子が須金岳、全員で禿岳に登ることが出来て、期待していた蛍の大群は残念ながら見られませんでしたが大変充実したキャンプになりました。たった二泊でしたが天気も良く、連日焚火で調理も出来て、しかも最終日は岩魚付きと、もうこれ以上言う事の無い3日間だったと思います。



コースタイム
7/25 花立峠(11:15)―禿岳(13:15)―花立峠(14:27)


地形図
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