美ヶ原 王ヶ頭〜王ヶ鼻


2003年10月19日   メンバー:森田(真),森田(伸),森田(遥)


 秋も深まる10月の晴天をねらって、温泉とハイキングを楽しもうと家族でふらりと信州・美ヶ原へ出かけてみました。

10/18 朝から出かける予定であったが、天気が余り芳しくなく、雨まで降ってきたのでやむのを待って午後2時頃出発する。ちょっとした事情により「聖蹟桜ヶ丘・いろは坂通り」経由で国立府中ICから中央自動車道に入る。途中、双葉SAで休憩し、19:00頃には諏訪湖SAに到着。早速今回の目的のひとつ、サービスエリアの温泉に入る。諏訪湖SAの温泉は何度か入っているが、下りで入浴するのはこれが始めてである。その晩はここのサービスエリアで夕食をとり、そのまま車中で仮眠する。

10/19 翌朝は5時頃目覚め、すぐに出発する。松本ICで中央道を下り、松本市街のコンビニで朝食を買って食べた後、美ヶ原に向かう。日の出に間に合うようにと思っていたのだがさすがにもう遅くなってしまった。しかし、早朝のドライブは気持ちがいいものだ。高度を上げるに従いカラマツなどの紅葉が美しさを増す。
 美ヶ原高原の駐車場はさすがに寒く、エアコンの外気温表示は2度となっている。防寒用に雨具を着て出発する。王ヶ頭への道は、すぐに車道と尾根筋の登山道とに分かれるが、娘の遥は迷うことなく登山道の方を歩いていく。生憎、山頂付近は雲が残っていて展望はきかないが、朝のひんやりした空気の中歩くのは気持ちがいい。
 やがて登山道は一旦牧場の柵を越えて牧場内に入り、再び外に出ると王ヶ頭である。ちょうどガスが晴れてきて鉄塔群が目の前に姿を現すが、見方によってはちょっと異様な光景でもある。ここはたくさんの電波塔やホテルまであり、およそ山頂という雰囲気ではないのだが、展望はすこぶる良い。まだ人工構築物が無かった頃はさぞ素晴らしい場所だった事だろう。
 軽く昼食をとった後、王ヶ鼻へ向かう。こちらは王ヶ頭のような人工の建造物はなく、西側の展望の良さは絶品である。松本平を一望にし、北アルプスは槍穂高連峰から立山・剣、白馬岳まですべてが見渡せる。少し下った所に気持ちよさそうな丸いテラスがあり、そこで遥と2人でしばし休憩する。ここは車から20分程で来られるところでこんなにいい所はなかなか無いのでは?と思える程素晴らしい。十分展望を堪能した後、車道を歩いて駐車場に戻る。
 下山後、武石峠から武石村に下り、山本小屋への車道が通行止めだったので、大門峠からビーナスラインに入り、蓼科で「マリー・ローランサン美術館」に寄ってから帰路についた。


 温泉+ハイキングをこんな形で楽しめるとは・・・?。温泉1泊旅行とはとても言えたものではありませんが、どうせ仮眠するのなら温泉付きの方が良いのは勿論です。こんな奇抜な?楽しみ方もたまには良いのではないでしょうか。


コースタイム
美ヶ原高原駐車場(8:00)―王ヶ頭(?)―美ヶ原高原駐車場(10:30)


地形図
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