(姥ヶ岳〜金姥〜石跳川からの続き)
5/2 今日は家族3人で月山スキー場に行き、伸子は月山へ登り、下山後3人揃って姥沢から石跳川へ滑り込み、石跳川沿いにネイチャーセンターへ下りようという計画である。
最初は3人一緒にリフトに乗る。リフト終点からそのまま伸子は月山へ出発し、後は遥と二人でゲレンデ滑降を楽しむ。遥は斜滑降がなんとなく出来るようになる。14時前に月山から下山してきた伸子と再び合流していよいよ家族3人で石跳川へと滑り出す。
最初は進路をほぼ真西にとり、右にトラバース気味に滑っていく。やや傾斜が強いところや木が混んでいるところは遥を前に抱えてプルークボーゲンで一緒に滑る。遥もさすがにブナの木の根本にある大きな穴には少々怖がっている様子だ。しばらく進むと傾斜が緩くなり、あとは滑りやすい所をどんどん下っていく。
遥は今回初めて本物のスキー板で(昨年はパンダスキーだった)ゲレンデではない所を滑るのだが、全く問題なく楽しそうである。この辺りは実に気持ちのよいブナ林が続き、しかも樹林間が疎らで傾斜も緩い斜面なので、初の脱ゲレンデ滑降には打ってつけの所であろう。またゲレンデのように荒れて凹凸が出来ていないので、むしろここの方が滑りやすい。右に馬立沢を見ながら傾斜がほとんどなくなると広い石跳川左岸の台地に出る。
ここからは石跳川沿いに滑るが、緩傾斜がずっと続きちょっとしたハイキング気分でのんびりと楽しめる。所々流れが顔を出すが滑るのには全く問題ない。昨日に比べると雪質も安定して良く滑る。一ヶ所少々高巻く所は大人は板のまま横向きに登って行けるが、遥は板を脱がせて登る。そこを越えて少し進むとネイチャーセンターが見えてくる。もったいないのでちょっと手前で小休止しておやつタイム。お茶を飲んでお菓子を食べる。振り返ると姥ヶ岳が美しい。
ネイチャーセンターから車道をテントまで戻り、今晩の山菜を取りに行く。その後私はバスで姥沢の駐車場に停めてある車を回収しに行く。回収後、山菜の天ぷらで今日の家族スキーツアーの打ち上げとなる。
5/3 沢田石家が合流。遥は沢田石さんの2人のお子さんと一緒にテント周辺でそりやスキーで遊ぶ。恒例になった沢田石さん作のザイルを木の枝に掛けたなが〜いブランコも設置する。
5/4 伸子と沢田石さんの奥様が初日に私がトレースしたコースを滑る。2人を姥沢まで送った後、昨日同様テント周辺で子供たちは1日中遊び回る。子供たちがスキーを履いてテントから沢沿いに少し下ると、ちょっとしたツアー気分を味わえる散策が出来、何度も往復する。
5/5 朝からテントを撤収し帰途につく。帰りは山形道には乗らず、米沢経由で福島に出る。東北道は渋滞していたので、常磐道経由で帰ったが、殆ど渋滞には遭わず順調に帰宅することが出来た。
ここ数年続いているGWの月山の家族キャンプですが、昨年に引き続き沢田石さん一家が合流し大変賑やかになりました。今回は、私としては湯殿山からカワクルミ平の滑降が出来なかったのが少々残念ですが、家族での姥沢からのミニツアーは、娘の遥にとっては初めての本物のスキー板を使ったツアーとなり、とても印象に残るものとなりました。昨年は周海沼経由で車道に出ましたが、今回は別ルートで石跳川に下り、こちらの方が滑降向きだと思います。来年は是非とも家族で姥ヶ岳から滑りたいものです。しかしながら、ここ数年来るたびに積雪が少なく、今後どうなるのかやや心配になります。
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