奥秩父 笛吹川東沢・ホラノ貝沢右俣


2003年7月21日   メンバー:沢田石,森田


 海の日の連休を利用して船形山の笹木沢へ行く予定でしたが、悪天により中止となってしまいました。それでもあきらめ切れずに、雨を覚悟で笛吹川東沢支流の短い沢へ行って来ました。

7/20 20時頃沢田石さんに我が家まで迎えに来ていただき、中央道を勝沼ICで下り西沢渓谷入口へと向かう。雨が降っていたので広瀬ダム近くの東屋で宴会後、テントも張らず仮眠する。

7/21 朝目覚めると、何とか雨は降っていないようだ。車で西沢渓谷入口の駐車場へ移動して出発する。西沢渓谷への道を歩き、吊り橋を渡ったところで東沢方面への踏み跡に入り河原に下りる。しばらく沢沿いに行った後、右の旧登山道に上がりホラノ貝沢出合へ。
 再び雨が降り出した中、最初の10m滝を越え、次の40m2段滝は下段を左から、上段を右から越えると二俣となる。以前左俣を登っているので、ここからは始めての領域となる。右俣に入って最初の10m滝は、右端の草付き壁を側壁と絡めて這い上がるが、何とも妙な感じなのだがちょっと面白いところだ。次の10mは左から巻き、8mは途中から泥バンドを左へ移り巻き気味に越える。次の2段20mは右からバンド伝いに水流を左へ移り、上は左の窪状を登っていく。ここは飛沫を浴びながらなかなか楽しい。滑り台のような10m滝を越えると滝はなくなり、あとは忠実にどんどん詰めていく。
 最後は踏み跡をたどるのみだと思ったが余りはっきりしておらず、途中から適当に登っていくと鶏冠尾根からの登山道に続く踏み跡に合流する。少したどれば鶏冠谷出合へ下りる道が分岐し、小休止した後に一気に下山する。


 今回遡行したこの沢は、遡行時間が短く時間がない時には良い沢だと思います。左俣に比べても難易度は格段に低く下山も楽で、雨の中でもそれなりに楽しめました。今回も、雨で何処でも良いから歩いてこようという趣旨で選んだのですが、まあこういう機会でもない限りなかなか遡行することはない沢かもしれません・・・。


コースタイム
西沢渓谷入口(6:45)―ホラノ貝沢出合(7:37)―鶏冠尾根登山道(9:15〜9:50)―鶏冠谷出合(10:13)―西沢渓谷入口(10:48)


遡行図
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