上信国境 東篭ノ登山 山スキー


2003年3月15日   メンバー:森田(真)


 この時期に軽井沢に行くのが我が家の毎年の恒例行事となっていますが、今回は、いつもの湯ノ丸スキー場から東篭ノ登山を往復してきました。

3/14 昼に娘の遥を幼稚園まで迎えに行き、そのまま軽井沢へ向かう。所沢ICで関越道に乗り、順調に軽井沢へ。少々買い出しをしてまだ明るいうちに今宵の宿、万平ホテルに到着する。

3/15 天気はやや雲が多いが、大きく崩れることはないようだ。スキーの準備をして湯ノ丸スキー場に向かう。
 ゲレンデを家族3人で1本滑ってから、私は単身東篭ノ登山へ向かう。リフト終点で準備していると、上からスノーシューを履いた登山者が2名下りてきた。本来ならば車道沿いに行くのが楽そうなのだが、一旦ゲレンデを少し下らなければならなかったので下りてきた登山者のトレースを追って登り始める。リフト終点からの尾根沿いにそのまま登ってしまうと東篭ノ塔山へ取り付く際一旦下ることになるので、途中からトレースから離れて左にトラバースしてしばらく歩くと、開けた斜面に出て下に車道が見えたのでシールを付けたまま滑り降りる。
 車道を少し歩き、右に大きくカーブするところでまっすぐ小さな沢沿いに進み東篭ノ塔山へ取り付く。はじめはカラマツ林で快適に登っていったが、オオシラビソに変わったあたりから狭い樹林間を縫うように歩くようになる。徐々に傾斜が出てくるが僅かで潅木帯となり樹林が開け、山頂付近が見えるようになる。若干視界が悪かったので山頂が良く分からなかったが、左右2つのピークがあるようである。私はすっかり左側が山頂だと思って登ったが、到着してみると本当の山頂は右側のピークであった。
 山頂はあいにくガスの中で、時折晴れたときに展望があるといった感じであった。車坂峠方面は比較的展望が開け、林道沿いにそちらに向かって歩いていると思われる人々が数名いるのが見える。他の方角はなんだか良く分からず、浅間山も雲の中で全く見えなくて少々残念であった。
 山頂でシールを剥がし滑降に移るが、山頂直下の潅木帯は楽しめると言うほどのことはなく、樹林にはいると、登りの予想通り樹林間が狭くて滑りにならない。少し下ってカラマツ林になると樹林間もあいてそこそこ楽しめる。が、本当に「あっ」という間であった。車道に出ると板がとても良く滑り、直滑降でこれまた「あっ」という間にゲレンデに到着した。後は家族と合流し昼食を撮り、ゲレンデを何本か滑ってから軽井沢の宿に戻った。

3/16 今日は昨日とは違うスキー場へ行こうと思ったが、遥のたっての希望でまた同じところへ行くことになった。昨日と違って快晴で、スキー日和である(今日登ればよかったか・・・)。遥のスキーの上達ぶりはなかなかのもので、プルークでのターンはくるくると自由に出来るようでとても楽しそうである。何も教えていないのに子供の吸収力は大したものだと感心してしまった。回数券を3人で3枚使い切ったところで帰途についた。


 ここは、昔、七千尺コースと呼ばれたルートの一部のようですが、今は山スキーの対象としては殆ど顧みられなくなっていると思われます。確かに今回のように湯ノ丸スキー場からの往復では山スキーとしての面白みに欠けるのは確かですが、非常に手軽に短時間で行って来る事が出来るので、ちょっとしたスノーハイクとしてとらえればなかなか良いところかも知れません。


コースタイム
湯ノ丸スキー場(12:00)―東篭ノ登山(12:50〜13:00)―湯ノ丸スキー場(13:20)


地形図
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