最近恒例となっているGWの月山家族キャンプのなかで、ちょっと時間をもらって登りが殆ど無く最も時間がかからない姥ヶ岳からの石跳川コースを単身滑ってきました。
午前中は沢田石さんの家族と一緒に月山スキー場でスキーを楽しみ、沢田石一家は昼食後帰宅する。我家はもう一度リフトに乗り、リフト終点で二手に分かれて妻と娘はスキー場を滑って車で志津野営場まで戻り、私は単身姥ヶ岳から石跳川のコースを滑って志津野営場へ戻る事とする。
姥ヶ岳の山頂へはロープトゥがあり、がらがらだったので200円払って使ってしまった。これを使えば10分も歩かずに着いてしまうのであまりに呆気ないが展望は素晴らしい。月山本峰はやはり雪が少なく、鍛冶小屋の上は雪が全くない。連休後半に行く予定の鳥海山も遠く望める(やはり雪は少なめか)。すぐ間近の湯殿山山頂からは、石跳川へ向けて気持ちよさそうなシュプールが見える。
さて滑降ルートだが、少しゲレンデよりに尾根伝いに滑り降りてから石跳川へ続く沢へと入っていく。上部は急斜面だが、雪が緩んでいるので全く問題はない。しかし、雪面を水が流れた跡らしい最大傾斜方向の縦溝が沢山あって少々滑りづらい。それでもあっという間に石跳川まで下りて来てしまった。あとは石跳川の左岸を流すのみだが、この辺りから見る姥ヶ岳から姥沢への尾根筋から石跳川への斜面は、どこも適度な傾斜が続くブナの疎林でどこでも滑れそうである。
少し下ると沢が割れ水流が顔を出すが滑るのには問題なくどんどん下っていくとやがてネイチャーセンターに出て滑降終了。車道を歩いて志津野営場まで戻る。リフト終点で別れた妻と娘は、まだ戻ってきていなかった。
登りがほんの僅かで、所要時間も短いながら喧騒のゲレンデとは打って変わって静かな山スキーの雰囲気に充分浸れるなかなかの名コースなのではないでしょうか(?)。家族で行ったときとか、帰りがけに一本とか、その他短い時間に滑って来られる利用価値の高い一本だと思います。
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