鉄砲木ノ頭(明神山)ハイキング


2002年1月5日    メンバー:森田(真),森田(伸),森田(遥)(4歳)


 新年早々、「五百円札の富士山」でも見に行こうと小金沢連嶺の雁ヶ腹摺山へと向かいましたが、国道20号から大峠への道に入った辺りで何と雨が降ってきたため断念。急遽転戦する事にしましたが、とりあえず南下して富士五湖方面へと向かい、山中湖畔の鉄砲木ノ頭から富士山を眺めることにしました。

1/5 山中湖畔から見る鉄砲木ノ頭付近は、一面カヤトの斜面でいかにも気持ちよさそう。三国峠を隔てて南側の樹林で覆われた山とは対照的である。
 三国峠までは所々凍っている車道を進む。途中、パノラマ台では富士山をカメラに収めているらしいカメラマンで賑わっていた。峠に駐車して歩き出す。カヤトの中の道は、途中から水が流れた跡の窪沿いに登っていくが、上の方では所々踏み跡が分岐して入り乱れていた。どうも天気はすぐれず、風が時折強くなるが、娘の遥にとっては大人の背丈ほどのカヤトの中の道ではちょうど良い防風林になっているようだ。山頂に近づくに従い風もおさまり日も射してきた。
 ほんの一登りで山頂に到着。山頂からの展望は素晴らしく、富士山と山中湖が実に見事である(といっても富士山の山頂は雲の中であったが・・・)。下を見おろすと何とも気持ちよさそうな一面カヤトの斜面にパノラマ台まで道が延びているのが見える。予想に反して山頂は暖かく、祠を少し大きくしたような神社の脇で昼食をとった後、妻の伸子は往路を下りて車の回収、私と遥はパノラマ台へと下山する。
 この下山路は富士山と山中湖を正面に見ながらカヤトの中を下る申し分ないシチュエーションで、最初のうちは遥と一緒に気持ちよく駆け下りていたが、しばらくすると天気が急変し霰が降ってきた。仕方なく抱っこして雪の斜面を注意して下りる。少し下ると斜度も緩くなったので、風にのって前方から降ってくる霰が当たらないように私が前で「電車ごっこ」の様にくっついて歩いているとすぐにパノラマ台に着いてしまった。少し待って車も到着し、先程登ってきたときとは打って変わって全く展望がなくなったパノラマ台をあとにする。帰途、「道志の湯」でのんびりと温泉につかってから帰ったが、道が空いていたので夕方には帰宅することが出来た。


 以前、娘と一緒に登った三国山は展望の全くない山でしたが、隣の鉄砲木ノ頭は実に素晴らしい景色で驚きました。行程・所要時間共極めて短いので、小さな子供と一緒に行くには好適な場所かと思います。ハイキングにしてはあまりに短すぎますが、景色と雰囲気にはきっと満足いく筈です。


コースタイム
三国峠(11:35)―鉄砲木ノ頭(12:05〜12:25)―パノラマ台(12:44)


地形図
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