7/13 21:00JR府中本町駅集合。当初の目的地は中央アルプスの正沢川・幸ノ沢であったが、長野県地方の天気予報が芳しくない為、丹沢のこの沢に急遽変更、早速丹沢へと向かう。用木沢出合で林道ゲートが閉まっておりそこでテントを張り仮眠する。
7/14 どうも天気はそれほど良くはないようだが、時折雲間から青空も顔を覗かせる。妙に生暖かい風も吹いてはいるが・・・。
ゲートを越えて車道を白石沢キャンプ場まで歩く。キャンプ場へ向かうモロクボ沢沿いの道に入り、橋でモロクボ沢を渡ったところから入渓。この辺りはだいぶ先までキャンプ場のような整地されているところが続いている。
堰堤をいくつか越えて進むといきなり大滝30mとなる。直登は無理で左から巻く。巻道はやや高度感があるところもあるが、良く踏まれているので問題ない。沢に戻るとすぐに連瀑帯となる最初の4mナメ滝は釜をへつって左から、続く3mナメ滝は右から越える。次の3mナメ滝はすぐ後ろに堰堤が迫っている妙な光景である。この辺はなかなか美しく楽しめるところだ。堰堤の上はインゼルとなっていて、しばらく進むと水晶沢が出合う。この先、ナメや小滝が続き、おまけに魚影が濃く派手さはないがなかなか悪くない感じである。
源頭が近くなるにつれて地形図を確認しながら進むが、手元の遡行図では早めに左へ上がって登山道に出るように紹介されているようだが、今回は山頂に直接出られるように進路をとる。最後は花崗岩質の急なルンゼ状になったところを登り切ると、あとひと登りで山頂から派生している尾根へ出る。そこから5分ほど薮を漕ぐと畦ヶ丸山頂の手前10m程の登山道に出た。
畦ヶ丸山頂では我々と前後して大勢の中高生らしいパーティーが登ってきて大変にぎやかになった。とりあえずまずはビールで乾杯!。樹林の中の山頂は展望があまり良くなく、おまけに雷が聞こえてきたのでビールが無くなったところで早々に下山にかかる。私は車回収のため1人先行してかけ下った。
西丹沢のイメージとは異なり困難なところもなく穏やかな沢でしたが、とても魚影が濃く手掴みにチャレンジしたほどで、違った意味で何となく感じの良い沢でした。まあ今回のような転戦ででもないとなかなか訪れる機会のない沢だとは思いますが・・・。
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