伊豆ヶ岳ハイキング


2002年5月26日    メンバー:森田(真),森田(伸),森田(遥)(5歳)


 計画していた日帰り沢登りが没になったので、家族でどこか行こうかと思案したところ、妻の伸子が「伊豆ヶ岳は鎖場があって面白い」ということなので念のため娘用にハーネスと補助ロープを持って出かけてみることにしました。「伊豆ヶ岳」というからには「伊豆」にあるとばかり思っていましたが、どうもそうではないらしい・・・。

5/26 自宅を8時半頃出発し、国道299号から正丸峠に行こうとしたが、正丸峠ガーデンハウスのところでなんと自然災害のため通行止めになっている。もしかしたら反対側からならば正丸峠まで車で入れるのではとは思ったが、たいした距離でもないのでここに車を停めて歩き出すことにする。
 歩き出してすぐに道の半分ほど下が崩れて無くなってしまっている現場を通過。案の定、正丸峠の少し手前で通行止めは解除になっていて峠には車が入っている。
 正丸峠からは登山道に入る。小高山まではなだらかな斜面が続く。小高山からも特に傾斜が急になるわけでもなく、軽いアップダウンを繰り返して歩いているうちに大勢の人が休憩している少し開けたところに出た。そのすぐ先で鎖場がある男坂と女坂とに別れる。ところが、男坂の方には落石が多いので女坂の方を通行して下さいとの看板が立っていておまけにロープまで張ってあった。特に通行禁止等の記述は無かったので自己責任で男坂にはいる。
 見た目には特に岩場が崩壊した感じはなく、鎖もしっかりしているようだ。念のため娘の遥にはペツルの子供用ハーネスを付けて10m程の補助ロープで確保する。遥は恐がるどころか大喜びでどんどん登ってくる。やはり子供にとってこういう所は楽しいのだろうか?。少し登ると左から落ちてきたと思われる落石がいたるところに浮き石となっている。なるほどこれでは一般登山者がぞろぞろ登ってきたら事故続出であろう。幸い今日は後続は無く、万が一落石を落としてもまず問題ない。しかし(当然だが)落石を起こさないように慎重に登っていく。上部でルートは左右に分かれ我々は右のルートをとり、10m4ピッチ?ほどで鎖場は終了となる。鎖場を過ぎるとまもなく山頂に到着する。
 山頂からは関東平野の眺めがいい。遠く西武ドームらしき丸天井が見えるが、何分あまり馴染みがない地域なのでどこが見えているのかは今一つ把握できない。早速昼食とするが、ビールもなく、コンビニで調達したおにぎりとはいえ山の上で食べる食事は美味しいものだ。
 しばらく休憩しているとだんだん雲行きが怪しくなってきた。天気予報でも確かに下り坂であったようだ。雨に降られたくないので早々に下山する。下りは女坂を使い、遥を先頭に先行するハイカーを次々と抜き去りどんどんかけ下る。なんとか雨が降りだす前に車にたどり着いた。下山後、車で帰途につくと夕立のような大雨になる。299号沿いの「奥武蔵あじさい館」で風呂に入ろうと思ったがなんと外来入浴の時間が午後3時までで入れなかった。結局、帰途にあった小平市の「テルメ小川」という妙に立派なクアハウスで入浴して帰った。


 奥武蔵と呼ばれる地域の山に今回始めて登りましたが、今まで奥秩父の沢などに行くときに素通りしていた所なだけにかえって新鮮でした。また、人工壁以外で子供用のハーネスが始めて役立ったのが何とも印象的でした。小さい子供を一般路であってもちょっと危険な鎖場に連れて行くにはなかなか便利な道具でありました。


コースタイム
正丸峠ガーデンハウス(11:35)―正丸峠(11:55)―伊豆ヶ岳(13:10〜13:30)―正丸峠(14:10)―正丸峠ガーデンハウス(14:25)


地形図
このページのトップへ

2002年の記録へ

トップ
はじめに
最近の山行
過去の記録
山の写真集
山の雑事集
自己紹介