谷川連峰 日白山


2001年3月20日
メンバー:舘野、佐治、柴田、森田


3/19 22:00秋葉原駅に集合。5号線〜外環〜関越道で湯沢ICで下りるが、お酒のあるコンビニを探していたら結局石打の方まで行ってしまった。少々のアルコール類などを購入後、湯沢方面に戻る途中で2000円で仮眠できる温泉を発見、急遽そこで1晩過ごすことに決定。温泉に入れて快適に寝れるなら決して高くはないか?

3/20 快適な一夜を過ごし、二居スキー場へと向かう。スキー場に着くとすでに営業はしておらず、驚いたことに駐車場が見あたらない。駐車場がないスキー場というのも珍しい。道を歩いている男性に事情を話してどこに停めればいいか聞いてみると、「うちに停めていけば」と言われついていくと、リフト乗り場の目の前にある「はやしや旅館」の方であった。有り難く停めさせていただき出発準備。
 リフトは動いていないのでスキー場下から歩きとなる。リフトはたった1本なのでたいした標高差ではないが、体調不良の私にとっては少々しんどい。リフト終点から少々急な斜面を越えると歩きやすい尾根になる。しかしそれも長続きせず、再び傾斜が増し、半ば意地でシール登行しているような状態で最後は雪庇をこれまた意地でシールのまま乗越すと送電線の鉄塔に到着。柴田さんはあきらめてつぼ足で登ってくるが潜らなければそれが正解でしょう。
 そこからは右に雪庇が大きく張り出した尾根を歩く。波打った尾根はあまり歩きやすいとは言えない。しばらくはそんな状態が続くが、やがて尾根は広がり実に気分がよい広葉樹の疎林に変わる。思わず一本滑りたくなる衝動を抑えながら歩くと樹林帯から抜け出し、これまた気持ちの良い好展望の稜線に出る。ようやく日白山が見え出すようになると東谷山まではあと僅かである。
 なにもない東谷山頂から一旦大きく下り、日白山への緩やかな稜線を行く。小1時間で日白山に到着。回りには谷川連峰の山々が間近に望め、平標山や仙ノ倉山はまさに目の前である。昨年滑った万太郎山〜毛渡沢東俣沢もよく見える。見慣れぬ展望にしばし山座同定(沢同定?)しながらビールで乾杯する。先ほどまで日が照っていて半袖になりたい様な天気であったが、今はうっすら全天薄雲が覆い高曇り状態であるが気温はやはり高い。本当に山頂でのビールが美味しい季節となった事を実感する。
 さていよいよ滑降だが、どうせなら山頂からと地蔵堂川へ飛び込む。少し左にトラバースし、あとはひたすら快適そうな斜面を選んでどんどん下る。日が翳ったせいか思ったほど雪も腐っておらず、快適に滑ることが出来る。今回初使用のカービングスキーを履いている佐治さんは特に快調で、今回のようなやや重めの雪質にもカービングスキーがいかに効果的かを見せつけられたようだ。私もいつもの感覚より回転弧が若干大きくなる重めの雪のせいか?下でカメラを構えていた舘野さんに接触するという失態もあったが、山頂で飲んだビールのお陰かとても気分よく滑ることが出来た。
 傾斜がゆるんで来ると、沢底は滑らなくなったので左岸に上がり小休止。まだ余っていたビールを飲みさらに気分は良くなる。そのあと若干傾斜が増したかと思うと、ゲレンデのような伐採地に出た。ここは伐採地と杉の植林が交互に現れる妙な植生で(畑だろうか?)登りのトレースが幾つも残っていた。こちらから日白山を往復する人も多いようである。あとは地蔵道川を渡り林道に出ればもう終わったようなものだ。途中、林道から外れてスキー場へショートカットして無事終了。スキー場のすぐ近くの新しく出来たらしい温泉に入浴して帰途につく。


 行く前までは日白山なんて正直どこにあるかも知らないような山でしたが、展望もよくなかなか充実した1日になりました。ところで、この時期に(雪はあるのに)すでにクローズしている二居スキー場は果たして本当に今でも営業しているのでしょうか?余計なことですが心配になります。

コースタイム
3/20 二居スキー場(8:15)―日白山山頂(12:27)―二居スキー場(14:30)


日白山地形図
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