丹沢 谷太郎川・鳥屋待沢右俣

2000年6月24日
メンバー:舘野(L),柴田,長野,森田


 6/23 23:00新百合ヶ丘駅集合。宮ヶ瀬経由で煤ヶ谷へ向かい、谷太郎川沿いの林道終点にテントを張る。この天気で明日は本当に登れるのかと心配しながら(半ばあきらめムード?)宴会の後仮眠。

 6/24 夜中降っていた雨もあがっている。これなら決行と林道を歩き出すが、鳥屋待沢出合に着く頃には再び雨模様となってしまっていた。
 土砂に埋め尽くされてバックウォーターなど全く無い大きな堰堤を右から越え、平凡な流れをどんどん進む。やや退屈だと思い始めた頃に2条5mが現れる。問題無く左から登り、支流を合わせて沢が左に曲がったところで3段7mとなる。この滝もどこでも登れる。すぐにまた今度は沢が右に曲がると10m大滝である。今までの滝に比べると格段の迫力である。以前登ったときは左の側壁から取付いたが、今回は水流のすぐ左を登る。雨が降っていて濡れているので滑りそうで少々怖いが登ってみるとそれほどでもない。やはり直接滝に取付く今回のルートの方が側壁を登るより面白い。
 大滝の上も3m位の滝がどんどん続き飽きさせない。出口に4m滝が右から落ちていゴルジュの最狭部はつっぱりで越える。なかなか楽しい。
 左に赤ペンキ印を見送り、5m滝を左から越えると右俣が滝となって合わさる。前回同様ここはとても「二俣」には見えない。最初の7m滝と次の8m滝を一緒に右岸から巻く。その上はきれいな5mナメ滝、3m・4m連瀑と続くが、すべて左から快適に越える。一旦水が伏流になるがすぐに再び現れてさらに進むと8m滝に行く手を阻まれる。左のクラックを登ってみるがちょっと難しそうなのであきらめ右から巻くが、なかなか沢に戻れず枝沢に追い上げられてしまった。仕方なく枝沢の左の尾根に上がるが、すでに沢からはだいぶ離れてしまっていて戻るのも面倒だったのでやや強引にどんどん直上していった。
 傾斜がやや緩くなりはっきりした尾根状に出ると踏み跡が現れ、それを辿ると三峰山からそう遠くない稜線に出た。なんだか最後はわけのわからない状態になったが、結局はそれほど間違ったところを登ったのではないと云う事なのだろう(?)。三峰山山頂でビールで乾杯し、不動尻経由で林道終点に戻った。

 今年もようやく沢初め出来ました。鳥屋待沢は以前左俣を遡行していますので二俣までは同じでしたが、大滝を以前と違うルートで登れたので有意義?でした。三峰山付近は尾根が痩せているので詰めが急で気を使いますが、今回は結局のところ詰めが核心だったかもしれません。
 今回は雨の中の山行になりましたが、丹沢の小さな谷では樹林が沢を覆っているせいか全く気にならず、遅い沢初めにはまずまずの山行になりました。また、下山後、私の衣服から蛭を3匹発見しましたが、スプレー式の防虫スプレーは抜群に良く効きます。もともと肌に直接かけて使う物ですから心配もないでしょう。


コースタイム
林道終点(9:37)―10m大滝(10:53〜11:30)―二俣(12:21)―登山道(14:55)―林道終点(16:20)


遡行図
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