安達太良連峰・鉄山山スキー

2000年2月5日
メンバー:舘野(L),柴田,森田


2/4 いつものように秋葉原駅に22:00集合。天気予報では明日は晴れるという事なので気のせいか皆表情が明るいような気がする(?)。いつものように磐越道五百川PAにて仮眠。

2/5 いつものようにPA開店時に起こされて、箕輪スキー場へ向う。途中、雪がとても少なく昨年12月に来た時よりも少ないのではと思うほどである。また、天気がなぜか悪い。天気予報では晴天が約束されていた筈なのに・・・。
 箕輪スキー場のリフトを2本乗り継ぎ、ゲレンデの最上部から歩き出す。箕輪山山頂は雲の中だが風もなく楽に歩ける。箕輪山には向わず、鉄山とのコルに直接向って歩くが、コルまでは行かずに直前で一旦沢に下りて稜線から少し東の登り易そうな沢状を登る。稜線が近づくと雲の中に入って視界が利かなくなり、風も強くなってきたが、少し稜線沿いに進むと程なく鉄山避難小屋を発見する。扉が開かないので窓から中に入る(この小屋は冬季は窓から入るようになっているようだ)。中はとてもきれいで快適である。
 しばらく休んだ後、視界も回復しないので鉄山はあきらめ、東に向う平な尾根をシールをつけたまま進む。少し傾斜がでだした辺りでシールをはずし、計器行動でゆっくりと滑降を始める。しばらく滑ると雲の下に出たらしく視界が開けてきたので安心するが、傾斜がやや増してくる辺りからとても快適な斜面が随所に現れもうルートファインディングどころではなくなってしまい、ただただ快適な方向へとひたすら滑ってしまった。雪質は風でパッキングされてやや重いものの、極めて快適なウェーデルンを堪能した。ふかふかのパウダーもいいがある程度傾斜があればこのぐらいの重めの雪も決して引けを取らないくらい楽しめる。
 あれよあれよという間に気がつくとルートは大分北へ逸れていたようで右手に大きな沢が迫ってきてしまったので一旦シールをつけて左へと軌道修正するが、それでもまだ足りなく再度左へシールはつけずに歩いていくと左手が大きな沢となりようやく現在位置が確認できた。しかしながら、「岳人」に出ていた林道は良く分からず、とりあえず尾根を忠実に降りていくと舘野さんが左手に林道を発見。ようやく一安心。
 林道はよく滑りこれでもう終わったようなものだと思ったが、国道を間近にして小沢を渡る橋がなく、これを板を脱いでジャンプで通過。次の沢にかかる橋も肩幅強の雪が高く積もった上を歩くというちょっとスリリングな物であった。あとは国道まで行かずに少しショートカットして旧国道に出て箕輪スキー場へと戻った。

 今回のコースは、当初の予想よりも登りが楽で滑りが充分楽しめる好コースで何だか得した気分になりましたが、ルートファインディングは意外と難しく視界が悪いとかなり苦労すると思われます(下部で予想外に時間がかかりました)。おまけに小沢の飛び越えや狭い橋の通過などでちょっとしたスリルを味わえるという最後まで気の抜けない(?)楽しいコースでした。


コースタイム
箕輪スキー場(9:29)―鉄山避難小屋(10:40)―旧国道(14:40)―箕輪スキー場(15:17)


地形図
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