12/23 ビジネスホテルで朝食をとってからのんびりと出発。丸山林道は奈良田方面が通行止めというでどこまで入れるか半信半疑であったが、問題なく池ノ茶屋林道終点まで入ることが出来た。林道終点には駐車場と立派な小屋が立っている。最初は落葉松林の中を一登りすると、尾根上の広い切り開きになり、その中を登山道が通っている。振り返ると南アルプスの山々の展望が実にすばらしい。目の前の白根三山はもとより、遠く悪沢岳、聖岳、上河内岳などもうっすら雪化粧した姿を現し、大変美しい。すばらしい景色を堪能しながら所々残る雪を踏みながらの散策はなかなか楽しい。娘の遥も御機嫌で何時になく良く歩く。
しばらく登ると登山道が左折し、頂稜の一角に出るが樹林の中で展望がきかなくなる。すぐに三角点があるが、何の標識もなく通り過ぎる。一旦少し下るがここは日影のせいか雪がかなりある。再び登りとなり、それを登り切ると櫛形山山頂となる。すばらしい展望を期待していたが残念ながら樹林の中で全く展望はない。何の装備も持ってこなかったので、少し休憩して早々に下りはじめる。遥は運動靴で雪の上を歩いた為足が冷たくなってしまったらしく、私がだっこして一気に駆け下りる。
行程中、下りで２名パーティーの登山者と、３匹の猟犬を連れた２名の猟師とすれ違っただけの静かなハイキングだった。
帰宅後、ブルーガイド「東京付近の山」の櫛形山のところを読んでみたところ、最初に到達した何の標識もない三角点が櫛形山最高峰である奥仙重(2052m)で、山頂だと思っていた「櫛形山」の標識があったところはただの2020mピークなのだそうです。