奥多摩 多摩川・海沢

1999年6月6日
メンバー:銀座山の会 大人7名、子供1名


 東京都勤労者山岳連盟のクリーンハイクの一環で銀座山の会は多摩川・海沢の遡行(とゴミ拾い)になったので、私自身の今年の沢初めもこの沢となった。

6/5  12:00頃沢田石さんに我家まで迎えに来ていただき、予定通り15:00頃奥多摩着。買い出しをして氷川キャンプ場に向かい宴会準備。夜は中央区連盟加盟団体合同の大宴会。

6/6 朝からまだ前夜のお酒が残っているようで調子が悪い。朝食後大楢峠へ向かうハイキング班と別れて車で海沢へ向かう。
 下部瀑流帯下の入渓点付近に駐車して遡行開始。水量の少ない河原をゴミを拾いながらしばらく歩くと、早速ゴルジュの中の深い淵となる。出口は左に曲がり2m滝が落ちている。どうやって越えるか考える間もなく、既に中山さんが泳ぎ始めている。沢初め早々に泳ぎとは、今年は幸先の良いスタートかもしれない?。皆思い思いに泳ぎ出すが、なぜか長野さんが途中で引き返してきた。溺れる真似をしてふざけているのかと思ったが、あとから話を聞くとどうやら本当に泳ぎが苦手なのだそうだ。早田さんのお子さん(6歳)もライフジャケットを着て早田さんにロープで引かれながら元気に泳いでくる。
 一度泳いで全身ずぶ濡れになってしまえば、もうあとはどうにでもなれで次の淵も泳いで突破。続くゴルジュもどんどん泳ぐ。流れはほとんど無く、距離も短いので楽な泳ぎではあるが、さすがにまだ6月初旬、初っ端からの連続する泳ぎにもう寒くて歯の根が合わなくなってしまっている。日が当たる所では立ち止まって暖をとる光景がしばしば見られるようになる。よく見ると小さな魚影が走る中、なるべく濡れないようにしばらく歩くと、初めての滝らしい滝が現れる。大きな釜を持っており、腰上まで水に浸かって取り付き、水流右を簡単に登る事が出来る。北さんが油断したのか滝壷にどぼんしてしまったが、他は皆無事に登ってくる。
 しばらく行くとまたしても深い淵が現れるが、胸まで浸かって途中から左に這い上がる。せっかく乾きかけた服がまた濡れてしまった。中山さんは何のためらいも無く流れの中央を出口の小滝に向かって真っ直ぐ泳いで行く。早田さんとお子さんも後に続く。次の小ゴルジュの淵は私は左岸の一段高いバンド沿いに行くが行き詰まる。中山さんが水流近くのバンドを行き、最後はジャンプ気味に見事出口のトイ状小滝に乗り移る。沢田石さんは一段上から潔く釜にはいって泳ぐ。北さんは最後の一歩で諦めて水の中へ、早田さんの奥様は最初から泳ぎと人それぞれ自分のスタイルで通過する中、私だけは寒かったので右から高巻く。
 次の釜のある小滝を右から巻くと(中山さんはここも泳いでいたような気がする…)右から井戸沢が立派な滝で流入し、その先の堰堤を右から越えると瀑流帯も終わりである。時間の関係でここで遡行終了とする。林道に上がり、駐車地点まで戻る。車に戻ってからザイルで担架を作る練習をした後、ハイキング班との合流予定地点に向かった。


遡行図
このページのトップへ

1999年の記録へ

トップ
はじめに
最近の山行
過去の記録
山の写真集
山の雑事集
自己紹介