丹沢の西の端、三国峠付近にちょっとした家族集中ハイキングに出かけました。私と娘は、妻を明神峠から林道を一ノ沢橋まで見送ってから車で三国峠へ移動して三国山を往復、妻は一ノ沢橋から世附川 土沢・一ノ沢を遡行して三国峠で再び合流しました。 以下は妻による土沢・一ノ沢の遡行記です。



丹沢 世附川 土沢・一ノ沢

1999年5月30日
メンバー:森田(伸)

 先月4月に右肩を脱臼していたので、どこか丹沢あたりのハイキング・・と思っていたのですが、“丹沢の谷110ルート”という本にこの沢を見つけ、急にここに決めました。
 朝9時に家族3人で家を出て明神峠に車を停めて3人で一ノ沢橋まで歩く。ここが入渓点で家族と別れる。家族とは三国峠で落ち合うことにする。
 11時15分一ノ沢橋を出発。しばらく行くと堰堤にぶつかる。これを左岸から越える。少し行くと1:2の分岐だ。これを右に行く。しばらくは明るく開けていて気持ちが良い。次に2mの滝。これを簡単に越える。少し行くとゴルジュ状の中に1〜2m位の小さな滝がたくさんあり、これらも簡単に越える。左から小沢が流入し、少し行くと小さなナメが続く。次に2つめの堰堤だ。これを右岸から越える。この堰堤上部の右端と左端から沢が2つに分かれていて、ここを間違えて右に行ってしまう。 しばらく行くと1:1の二俣で、先には6m位の滝が見える。方向も全く違ってきていたのですぐに引き返す。少し行くと1:1の分岐。これを右に行くとまたすぐに1:2の分岐だ。ここは右側に赤テープがあり、右に行く。しばらく単調なゴーロ歩きが続くと古い堰堤だ。これを右岸から越える。少し行くと左から伏流状の沢が流入してこれを右へ行く。 次に1:1の分岐に出る。左には滝がある。これも右へ行く。すぐに古い堰堤だ。左から巻いて少し行くと小さな堰堤。これを難なく越えると1:1の二俣だ。これを左に行く。すぐに2段7mの滝。時間がないので2つとも左岸から巻く。上部は木につかまって何とか越える。少し行き堰堤を左岸から越え、次の堰堤を右岸から越えると次第に水がなくなり、1:1の分岐。これを左に行く。少し行くと、小さな堰堤が2〜3個続いて全部右から越えていく。最後の石積みの堰堤を越えると上はヤブでさらに行くと壁になっていたので少し引き返し、最後の堰堤上部からすぐ右へヤブを強引に登って行く。右へ右へヤブを漕いでいくと杉の植林が見えたのでそちらに入る。入るとすぐにしっかりとした踏みあとがあり、その通りに急登を登っていくと、上から「おーい」と声がするので「おーい」と返したところ、主人と子供だった。14時47分、やっとの思いで三国峠のすぐ下の林道に出た。林道に出て左に50m程行くと車道に出る。そこを右にほんの少し行くと三国峠で、登山道の分岐もある。その先の駐車スペースに車を停めて待っていてくれた主人と子供に感謝の気持ちでいっぱいだ。
 かなりコースタイムをオーバーしてしまったので心配をかけてしまいました。


コースタイム
一ノ沢橋(11:15)―2m滝(11:59)―2段7m滝(13:59)―最後の分岐(14:09)―終了点(14:47)


遡行図
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