谷川岳 マチガ沢東尾根

1999年11月14日
メンバー:沢田石(L)、村瀬、森田


 沢田石さんから谷川岳のマチガ沢東尾根に行かないかとたまたま誘われたので、晩秋の素晴らしい景色を期待して出かけてみた。

11/13 昼頃沢田石さんに自宅まで迎えに来ていただき、村瀬さんをこれまた自宅まで迎えに行き一路水上へ向かう。一ノ倉沢出合でテントを張りまだ明るいうちからおでんをつつきながらのんびりと飲んで早々に就寝。

11/14 翌朝は素晴らしい快晴。まだ暗いうちにマチガ沢出合まで戻り出発準備。予定通り6:00出発。巖剛新道を第一見晴まで歩き立派な踏み跡でマチガ沢へ下りる。すぐに大滝を右から巻き気味に登り、シンセン沢に入る。しばらくは水のないゴーロ歩きだが、二俣を右に入るとスラブ状になり、なかなか高度感がある。ひと登りでシンセンのコルに到着。
 小休止後尾根沿いに少し登ってから手前でマチガ沢側を巻くところでロープを出す。ここは左側がすっぱりと切れ落ちているのでなかなかスリリングだ。短い3級の岩場なのだが、登山靴というものは実に登り辛く、意外と登りがいがある?。その上は右を巻き気味に進むと尾根は広がり、踏み跡を追う。そのまま踏み跡を追うと尾根の左をトラバースして進んでいくので踏み跡を離れロープを出して尾根通しに行く。次の短い岩場は最後が少しいやらしいが登山靴でも問題なく越えられる。そこは観倉台と呼ばれているところなのだろう。一ノ倉沢本流(4ルンゼ)が良く見える。すぐに第一岩峰となるが左から踏み跡で巻く。あとは踏み跡と赤ペンキを追って登っていくとオキの耳のすぐ左に出る。
 雪はひとかけらも無く、アイゼンを持ってきたのは全く無意味だったが、山頂からの展望は申し分無く、ビールを持ってこなかったのが唯一悔やまれてならなかった。下山は西黒尾根を下り途中から巖剛新道でマチガ沢出合まで戻った。


 今回は1日中雲ひとつない快晴でとても楽しい1日を過ごすことが出来ました。上部は雪があることを期待していたのですが全く無く少々残念でしたが、岩稜は沢と違い景色が良くとても良い気分でした。


コースタイム
マチガ沢出合(6:00)―シンセン沢出合(7:07)―シンセンのコル(8:00)―オキの耳(11:06)


地形図
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