知床・モセカルベツ川

1994年8月4〜5日   メンバー:平井,森田

 夏休みは北海道です。今年は日高の山にどっぷり浸かるつもりでしたが、台風11号の影響その他で変更を余議なくされ、前日に行く先を決めた即席山行でありましたが、充実度は高いものでした。

 モセカルベツ川はきれいな平ナメや大きな釜をもつ小滝が多く、じつに気分爽快な沢です。困難なところは無い沢ですが、大滝30mの直登などは気持ちいい高度感が味わえます。オショロコマの魚影も極端に濃く、いくらでも釣れます(20cmクラスも多かった!2日目の昼食で塩焼きと魚田になる!!)。知床の川には下流域、中流域というものは存在せず、海からいきなり“沢”になってしまいます。入渓点も海からすぐの所です。太平洋から登りオホーツク海に下るというのもなかなかです。北方領土も手に取るように間近に見えます。源頭付近は雪渓とひぐまのフンがたくさんありスリル満点です。どちらも祈るような気持ちで通過します。下山後カムイワッカの“湯ナメ”をウェーディングシューズで登って温泉につかれます。

 夏、知床に行くなら絶対おすすめの1本です。




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